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食品と放射能

Q & A

野菜の安全性

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 米は国民の主食であり、摂取量、生産量が多く、農家による直接販売を含め多様 な流通形態を持っています。

 このため平成23年度産の米について、まず、生産された米の放射性物質が食品 衛生法の暫定規制値(500Bq(ベクレル)/kg)を超える可能性の高い地域は、4月 に作付制限を実施しています。それ以外の地域で土壌中の放射性セシウム濃度 が比較的高い市町村等では、①収穫前の予備調査、②収穫後の本調査の二段階で 放射性物質の調査が行われています。

 

 予備調査の結果、放射性セシウムの濃度が一定水準200Bq(ベクレル)/kgを超 えた市町村においては、本調査で重点的な調査を行います。作付面積で概ね15ha に1点(概ね集落毎に1点に相当)を試料採取するなど、入念な検査を実施して います。

 本調査の結果、暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された場合、市町村

(又は旧市町村)単位で、その地域の全ての米について出荷制限されます。

 出荷制限が行われた場合、米は一年一作のため、平成23年産米については出荷 制限の途中解除は行われません。さらに、いわゆる食糧法に基づく省令により、

出荷制限された区域の米については、廃棄処分が義務付けられます。

 平成22年産以前の米は、今回の原子力発電所事故の前に収穫され、貯蔵されて いたものです。事故の発生後も屋内で適切な管理の下に貯蔵されている限り、放 射性物質を含むガスやチリを浴びることはありません。 

 平成23年産米の放射性物質調査は、10月20日現在、関係17都県のうち16都県

問 1 お米はきちんと検査されるのですか。

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食品と放射能

Q & A

米の安全性

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 福島第一原子力発電所の近くの海では、現在、出漁が行われていません ので、同原子力発電所周辺で水揚げされた水産物は市場に出回っていませ ん。

 福島県で水揚げされた「イカナゴの稚魚」から、食品衛生法に基づく暫定 規制値を上回る放射性物質が検出されました。これは、魚の安全性を確認 するために試験的に漁獲されたものですが、この結果を受け、同県で水揚 げされるイカナゴの稚魚について、4月20日付で、原子力災害対策本部長

(内閣総理大臣)から知事に対し、出荷制限および摂取制限に関する指示が 出されました。

 また、福島県内の一部の河川や湖沼で採捕された「ヤマメ(養殖を除 く)」、「ウグイ」、「アユ(養殖を除く)」からも、食品衛生法に基づく暫定規 制値を上回る放射性物質が検出されたことを受け、6月以降、これらにつ いても出荷制限の指示が出されています。

 福島県に隣接する県の海域においても、各県が漁業を再開する前に、試 験的に漁獲した水産物に含まれる放射性物質の検査を行い、その分析結果 が暫定規制値を超えないことが確認された場合にのみ、漁業を再開するこ とになっています。

 漁業再開後も漁獲された水産物の安全確認のため、放射性物質の検査を 継続して週1回程度行います。

 

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問 1 現在販売されている水産物は 食べても大丈夫ですか。

魚の安全性

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  参考 

 国産の生鮮水産物の原産地表示については、JAS法に基づく生鮮食品品 質表示基準により、「生産した水域の名称」(水域名)を記載しなければな りません(例:茨城県沖、三陸沖、銚子沖など)。

 ただし、水域をまたがって漁をする場合など、水域名の記載が困難な場 合には、「水揚げした港名又はその属する都道府県名」をもって水域名の 記載に代えることができることになっています。

 この表示義務に違反した場合には、生鮮農産物と同様に、JAS法に基づ く指示・公表等の行政措置や刑事罰の対象となります。消費者庁では、農林 水産省や都道府県と連携し、産地偽装が起こらないよう取締りに努めてい ます。

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問 2 生鮮水産物の原産地表示は

きちんと行われているのですか。

第3条 生鮮食品(業務用生鮮食品を除く。以下この条及び次条において同じ。)の品質に 関し、販売業者(販売業者以外の包装等を行う者が表示する場合には、その者を含む。以下 同じ。)が表示すべき事項は、次のとおりとする。ただし、生鮮食品を生産(採取及び採捕を含 む。以下同じ。)し、一般消費者に直接販売する場合又は生鮮食品を設備を設けて飲食させ る場合はこの限りでない。

第4条 前条第1項第1号及び第2号に掲げる事項並びに同条第2項の内容量の表示に 際しては、販売業者は、次の各号に規定するところによらなければならない。

(1) 略 (2) 原産地

    次に定めるところにより事実に即して記載すること。ただし、同じ種類の生鮮食品で    あって複数の原産地のものを混合した場合にあっては当該生鮮食品の製品に占める    重量の割合の多いものから順に記載し、異なる種類の生鮮食品であって複数の原産    地のものを詰め合わせた場合にあっては当該生鮮食品それぞれの名称に併記する    こと。

生鮮食品品質表示基準(平成12年農林水産省告示第514号)(抄)

(生鮮食品の表示事項)

(生鮮食品の表示の方法)

食品と放射能食品と放射能

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